オーナー様とは、半年もの間、プラン打合せをさせて頂きました。間取りが出来上がったとき、オーナー様の満足げな顔が、今も忘れることが出来ません。建築中、色々なアクシデントもありましたが、完成した建物は大変気に入って頂けたのでは・・・と自負しています。30代のオーナー様のご希望は、モダン和風、新和風というようなご要望でした。
大きな吹き抜けと、太鼓梁を表しにし、大黒柱のあるリビングを希望され、床は無垢のフローリングをふんだんに採用したいとの事でした。桜の無垢板と、天上と腰壁には檜の無垢を採用し、玄関を開けた瞬間に木の香りがする家となりました。
書斎は杉材で真壁作りとし、昔の学校を思い出すようなプライベートルームとなりました。
また、主寝室やお子様の寝室はホワイトウッドをふんだんに採用し、北欧の家のような雰囲気に仕上がっています。私のお気に入りは、梁の側面につけた、間接照明と、天窓から入るやさしい光が気持を豊かにしてくれるところです。
ハウスメーカー等が、構造上の理由で出来ないと言っていた居間の大きな吹き抜けも、震度5を一月の間に2回被災しましたが、ほとんど影響がなく、強度面でも誇れる家となりました。