医療ソフト会社を経営するオーナー様は、とにかく近代和風の平屋で凸凹のある家を希望されていました。その結果、敷地目いっぱいに配置し、広いはずの土地も狭くなってしまいました。駐車スペースも原付バイクや大きな輸入バイクもあり、決して余裕があるとはいえない敷地状況になりました。庭でバーベキューをするのが大好きなオーナー様、少々不満そうでした。しかしながら、家の中の小上がりは、掘りコタツ式になっていて、ご自身で購入してきた屋久杉のテーブルでお酒を飲みながら、趣味のギターを弾くのがお気に入りの様です。奥様のお話では、帰りが早くなったとか…?
また、広い家にご夫婦と愛犬で住んでおられますが、子供さんが泊まりにきたら、寝る部屋が無いからと言って、一部屋だけ二階に寝室を設けました。そのおかげか、広い玄関ホールの大黒柱の奥には、少し広めの階段と大きな吹き抜けを付けることになり、明るさを確保するために設けた天窓からの日差しは、夕方になると橙に壁をそめ、なんともいえない落ち着きを感じさせます。また、その壁材は臭いを吸着分解する自然素材で、いつ行っても空気がきれいで、タバコやペットの臭いすら感じません。